二次創作の更新履歴など
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「白川さん」から同期会をしたいと連絡があった。行っては駄目、また迷惑をかける、甘えてしまう。わかっているのに、会いたい、話をしたい。ううん、顔をみるだげ、声を聞くだけでいい。それくらいはまだ許してください。
森下九段の後援会筋からお見合いの話が来ていると芦原くんから聞いた。「白川さん」にお似合いの笑顔が可愛いくて、穏やかで、しっかりした人。色々な話が耳に入ってきた。私には許されない「白川さん」の隣に立つことが出来る人。うらやましい、そう思ってしまう。私はもうすぐ会うこともできなくなる。 ちがう、私がこの世界から消えなければならないからだ。たった一つ残っていた同期入段という糸を切らなければいけないからだ。「みっくん助けて」 二人で上京して、院生になって、入段も一緒だった。でも入段してからは三人になった。そしてまた二人になって。でも気付いたら私は一人になっていた。 それでも苦しい時は同期会と言って会ってくれた。 入段したときには三人だった私たち。二人になって二十年近くたつのに同期会のときいつも用意されるのは三つの席。あの時から「白川さん」と呼ばなければ返事してくれなくなった。 PR ![]() ![]() |
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