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二次創作の更新履歴など
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 僕を産んだ時、三月産まれの母はまだ15歳だった。父はもう40代後半だった。


 父の弟、叔父の妻の連れ子それが母だった。


 祖母は叔父より10歳以上歳上で叔父が就職したときの上司の未亡人。その上司が体調を崩してなくなったときに会社から手伝いに行き親しくなったそうだ。


 叔父夫婦が交通事故でなくなったあと小学校卒業間際の母は父に引き取られた。祖母には親戚がおらず、祖父の親戚とは再婚後疎遠になっていたそうだ。


 まだ父の先妻が健在で、母は近所の区立中学に入学した。


 先妻が体調を崩し亡くなったのは母が中学三年生の冬。すでに高校の入学試験は終わり、結果を待っている時だった。


 合格はしていたが、手続きや入学金のことを妻をなくしたばかりの父に言い出せなかったらしい。だから最終学歴は中卒だが、テレビで放送される高校や大学の講座をビデオに取りi時間をみつけては熱心に見ていたそうだ。


 これを聞いたのは緒方さんからだ。緒方さんは母と同学年で、母が引き取られた時にはすでに父に弟子入りしていた。


 高校一年の夏休み、明子さんのお腹にはすでにアキラ君がいた。なにがあったのかオレは知らない。


 緒方さんの持っているものではなかったけれど僕のタイトル初挑戦が決まった翌日、急に家に訪ねてきた緒方さんはそう言って帰り、以来僕とは一線を引いた付き合いしかしなくなった。芦原さんも前ほど僕に踏み込んではこなくなった。


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